精神科や心療内科で行われていないわけとは

本当は健康保険で受けられる はず ??

医療機関で催眠療法が受けられればどんなに良いことだろう、と、
もしかするとあなたは思われていないでしょうか?

欲を言えば健康保険の適用で、とでも。

そんなあなたのためにこのページを敢えてつけ加えることに致しました。

実はあなたも、もうちょっと調べれば分かったかもしれませんが、ほんとうのところ、
医療機関で健康保険の適用で催眠療法ができないわけでは決してないのです。
心身医学療法として行うことが実は制度上できるのです。 → 心身医学療法の保険点数

はっきりと「催眠療法が含まれる」との記載が上記のサイトにはあります。

どうやら、ほんとうは健康保険の適用は制度上、ちゃんと利いていたのですね。 あくまで制度上は、ですが。
でも、今これを聞いてるあなたは、そんな馬鹿な、と驚かれているのではないでしょうか??

まあ、それももっともなことです。

なぜならば、あなたは、「催眠療法は医療行為ではないので健康保険の適用ではありません」、
なんていうような文言を、たぶんこれまであちこちで目にしているはずだからです。

ですが、それは上記のように、大きな間違いだったわけなのです。

実際は、医師が行う催眠療法ならば、それははっきりと医療行為として認められていて、
それは紛れもなく健康保険の対象になっているのが事実だったのです、この日本では。

この点案外と、どなたにとっても盲点になっていたりするのかもしれませんね。

私のもとには、病院に勤めて医療事務の仕事をされている方がクライアントとして来ましたが、私が言うまで、ほんとうは催眠療法が健康保険の適用になっている事なんてまったく知らないようでしたからね。

ですので、あなたも、きっと驚かれたことでしょう。

ただし、医療行為を法的に行うことが許されてはいない医師免許を取得していない催眠療法士に関しては、医療行為としてではなく、健康法として行うことなら、それは職業の選択の自由という範疇というだけなのです。

催眠療法は投薬等をすることもなければ危険を伴うものでもないですから、医師や看護師のように国家資格はそもそも存在しないのです。民間の資格は実際のところ意味をなしません。 (もっとも一般に医師や看護師に限りませんが、ピンからキリまでいますので、国家資格が必要とされる仕事をしている人が良いということも実際上言えませんが。)

ではなぜ、実質的に健康保険の適用で催眠療法を行っている医療機関を目にする機会がないのか、それにはいくつか理由が考えられますが、その中でもとりわけ顕著な理由を、これからちょっと見ていくことにしましょう。

異常に低い保険点数

その保険点数は、初診時110点、再診時80点です。 ですから、料金に直せば1100円と800円です。

これは破格中の破格ですね。 こんなに安ければ、今すぐにでも受けない手はない、とあなたもきっと思われたことでしょうね。

いえ、これだけではありません。 この金額は決してあなたが窓口で支払う料金ではありませんよ、健康保険に入っているのでしたら。

窓口で支払う料金は本人負担3割の場合、それぞれ、330円と240円ということになります。

これを知って今、あなたはさぞ胸が高鳴っていることでしょう。

ですが・・・

自由診療という名の逃げ道

え? 医師から受けたことあるけど高額だった、ですか??
何? 自由診療としてやっていて、保険の対象外だったですって??
おかしいですねえ?? もしかして、健康保険医ではなかったのでは??

いえ、私もこれまでクライアントさんから、(健康保険を取り扱ってる)医師から自由診療で催眠療法を受けたことがある、と聞いたことが(複数回)あります。

ですので、実際上は、ほとんどのところでは、健康保険の適用とはせず、自由診療として取り扱ってるのではないでしょうか。 まあ、本当は上記のように健康保険が適用になるところを、きっと何か理由をつけて、適用外にしているのではないかと推察します。

ただし、それ以上に実際上、(たとえ健康保険の適用外の扱いにして)自由診療として行っているところがあるにしても、やっているところ自体が全体からすれば非常に少ないでしょう。 そもそも精神科や心療内科を標榜するにしても、催眠療法ができる能力も何も全く必要ないわけですから。 ひょっとしてこれもご存じありませんでしたか?

やらない本当の理由

ただ、今申し上げたように、そもそも催眠療法の技術を持ち合わせていないことの他にも、一見して、それ以上に巨大な理由がはっきりとあることも容易に気がつくものと思われます。

今、申し上げたのは、仮に彼ら精神科や心療内科の医師が催眠療法の技術を持っていたとしても、健康保険で催眠療法をやりたがらない理由が明確にあるということです。

それは保険点数の極端な低さです。 でも、まあ、これを30秒とか1分で終えることができるのでしたら、やっても良いのかもしれませんが。 そんな時間で催眠療法はとても行えるものではありません。 催眠療法一回やってる時間に、彼ら医師は10人や20人の患者さんを診れるのが現実です。

それに加えての、この点数の低さです。 どのくらいの低さかと言うと、高校生のアルバイトが仮に行ったとしても、収入がそのバイト賃だけで完全に全額(以上)すっ飛んでしまうだけの金額だということです。 それだけで真っ赤です。

もちろん、高校生のバイトで間に合わせられるようなものではありませんので、それだけで、真っ赤っ赤になるということです。 病院としての経営が検討するまでもなく、全然成り立たないということなのです。催眠療法なんかを健康保険でやっていたら。

彼ら精神科(や心療内科)を標榜する医師達はたいてい、高価な向精神薬の処方という治療方針があって、それで病院の経営が成り立っているわけですから、わざわざそこから逸脱しようとする理由なんて何一つない医師が大部分なわけなんです。

そして一度出した薬はたいてい、何年も、あるいは一生飲み続ける羽目になりますので、楽に収入が入ってくるという構図が出来上がっているわけですから、わざわざ催眠療法の技法を習得して、ましてやそれを健康保険の適用で行おうとする医師なんて、例外中の例外なのはお分かりでしょう。

ですので、催眠療法を健康保険の適用でお医者さんから受けようなんて考えは、はじめから諦めるべき状況だと言えるわけです。

それにしても、なんでこれほどまでに保険の点数が低いのでしょうか??

そもそも「一般にカウンセリング」というものは、時間がかかるとはいえ、その技術は人により千差万別ですし、技量もまちまちです。 薬の投与と違って、誰でも一様に、ということにはならない技量です。 また、こうしたことは医師が受け持つというよりは専門のスタッフが行っていたりしているようです。 そうした内容に高い点数はあげられないよ、ということなのでしょうかねえ?? これは単なる推測ですが。(私は当局の者ではありませんので。)
そして、本来ならば高度な催眠療法も、この分類に収められてしまっているのです。

それでも医師から受けたいですか?

それでもあなたは、まだ、「どうせ催眠療法を受けるなら、どうせだったら医師の資格を持ったお医者さんから受けたい」、たとえそれが自由診療だったとしても、と思ってはいないでしょうか??

だとすると、ここで質問です。「どうせだったら」とはどういう意味でしょうか?? あなたは知らず知らずのうちに、何か大きな勘違いをしてはいないでしょうか??

「どうせだったら」、という言葉の裏には、それが本来であれば最善だ、というニュアンスが含まれています。 それはつまり、催眠療法は医師の資格を持ったお医者さんこそが最善な技術を持ち合わせていて、最良な形でできる、という意味であるかのようです。

ですが、繰り返しますが、彼ら(精神科の)医師たちは別に医師としての研修中に、少なくても本格的な催眠療法を習得しているわけでは決してない、のです。

その意味では医師免許も何も持ってはいないあなたと(催眠療法のセラピストとしては)何処も変わらない、とさえ言えるのです。 もっと言うと、あなたがお手軽にその辺の催眠スクールで学べるレベルのことしか、医師にだってできない、とまで言っても何ら過言でも何でもないのです。

また、これまで私のもとを訪れたクライアントさんたちの中で、精神科等の医師から催眠療法を(それ以前に)受けたことがあると申し出てくる方々からお話を伺っても、実のところ、その大部分は、(他のどこかの施術者たちと同様に)、満足な催眠療法を行っている形跡なんて見受けられませんでした。

これが実際なんです。 お分かりでしょうか??

つまり、「催眠療法は医師の資格を持ったお医者さんこそが最善な技術を持ち合わせていて、最良な形でできる」なんていうわけではまったくない、ということです。

それどころか、医師の名のもとに何されているかさえ闇の中とさえいえるでしょう。 もっと言えばさらに、本当は健康保険の適用なのに、法外な自由診療費を払わさられてる、ということです。

「どうせだったら精神科医から」は実際上も技術的にも幻想です。

もし、どうせだったら精神科医から催眠療法を受けたいのでしたら、その前にまずは、その精神科医からカウンセリングを健康保険の適用で受けてみてください。 そして、その精神科医の先生が、どういう理由であなたには催眠療法が必要なのか、そしてなぜそれは健康保険の適用の利く心理カウンセリングではできないのか、お聞きになってください。

納得のいく心理カウンセリングが受けれて、さらに納得のいく答えが聞けたのでしたら、もしかするとあなたはその精神科医の先生から催眠療法を受けても良いのかもしれません。

また、どうせですからこれも聞いてみましょう。 催眠療法もほんとうは健康保険の適用範囲ですよねえ、って。 もし、正直に、はいそうです、健康保険の適用で催眠療法も行います、と答えてくださるようなら、(とても現実的とは思えませんが)、採算度外視で、ボランティア精神旺盛な先生、病院なのかもしれません。 そして、そうした先生は害のある薬(向精神薬)の投与なんて行ってはいないはずです。 ご幸運を祈ります。

まとめ

一応、まとめておきます。

  1. 精神科医や心療内科医になるのに、催眠療法の技術は問われない。
  2. 精神科医や心療内科医は、そもそも(医師になる)研修等で催眠療法の(本格的な)訓練等は受けてはいない。
  3. したがって、精神科医や心療内科医ということで、催眠療法に熟達しているという理由は皆無である。
  4. 催眠療法ができるということになっている精神科医や心療内科医でも、したがって、きちんと学んでもいなければ訓練もされていない可能性は高い。
  5. 精神科医や心療内科医の(治療)方針はたいていは向精神薬の処方。 カウンセリングさえ経験のない、できない医師が多い。
  6. 実は健康保険の適用内で(催眠療法を)行うことは可能。ただし、点数は極端に低い。
  7. その点数の低さは、たとえ仮にアルバイトの高校生に(催眠療法を)やらせたとしても、真っ赤っかで、病院があっという間に潰れるレベル。
  8. したがって、催眠療法をわざわざ習得しようとする医師は、通常はいない

あなたはこうした事実から、精神科医や心療内科医から催眠療法を受けるどういうメリットがあるとお考えでしょうか?? もし、何らかのメリットがあるならば、受けてみるのも決して悪くはないかもしれません。